眠れぬ夜長は、本の世界へ引きこもり。

読書日記。あくまで備忘録としての記録。月曜日に更新予定です。

母と子、狂気に満ちた不思議な関係。

今週の本 湊かなえ著(2015)母性.新潮社.

 

 

母と子、別々の固体なんだから、わからないし、違って当然。だけど、どうしてわからない?に、いつも陥る不思議な関係。

母性なんて言葉を簡単に使っちゃいけない。そこには大好きなお母さんバイアスがきっと掛かっている。女性は自分の母ちゃんみたいに優しく、逞しく、強くあれ、みたいな代名詞的な言葉であるように思えてならない。男性も女性も、中身はそんなに変わらない。人間は置かれた状況によって変化するだけだと思う。

 

個人的にはバッドエンドが見たかった。